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渓流・源流釣りの始め方【単独釣行の際に有ると便利な沢用品】:渓師(釣り師)と沢屋 仲良く棲み分け

渓流・源流釣りの始め方【単独釣行の際に有ると便利な沢用品】:渓師(釣り師)と沢屋 仲良く棲み分け

先日 日帰り出来るギリギリの源流部に単独釣行してきました、帰りに5時間かかった・・・歳だな。

ビギナーの方が単独で渓流・源流釣りに行くのは危険です、何度か複数の方と釣行し ある程度のレベルになってからにすべきです。

今回紹介するのは15年以上前にキャンプ釣行でテン場で出会った沢屋(沢登りの方)から教えてもらった物で

渓流・源流釣り単独釣行(遡行)の際に【有ると便利な沢用品】です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渓で沢屋に出会ったら

 

 

 

 

 

私が普段釣行する源流域では沢屋(沢登りの方)と出会うことが しばしば有ります、「渓師(釣り師)と沢屋」 敵対している?とか 言われていますが、

私の場合 トラブルになったことは有りませんし トラブルにならないように話し合い、情報交換をして対応しています。

 

沢屋と出会うタイミングも いろいろで
車止、
釣行の際追いつかれた時、
沢屋に追いついた時、
テン場で
等が有ります。

 

 

 

沢屋に出会ったら まず聞くことは

➀遡行ルート、テン場
②釣りをするのか(ソロ沢屋には釣りをしない方がいる)
③どこから竿を出すのか
④釣法(グループ沢屋の場合 一人は釣りをする方がいるし、
餌釣りの方、テンカラの方等複数の釣法の場合も有ります)
です。

 

 

遡行ルートがかぶる場合 私の対応は

 

・釣法を変える( 二刀流釣法:私の過去ブログ参照)。
私の場合ルアーに変更するか、餌釣用8mロッド持参することが多いです。

 

・自分自身の釣行ルートを変える。

 

・一緒に釣行する。
(グループ沢屋でビギナーがいると遡行スピードを落としているので付いていける場合がある)。

・沢屋が竿を出すポイントまでは出来るだけ魚を散らさない遡行をお願いする(釣りをしない沢屋には私が釣行する範囲を伝える)。

→とは言っても 魚が散っている場合が多いので 遡行ルートから離れたポイントや小さなポイントを重点に狙います。

 

沢屋の場合 遠方から来ている方が多いので 同じ渓を楽しむ仲間として 地元にいる自分が少し譲って対応しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

単独釣行で便利な沢用品

 

 

 

 

 

私が普段釣行している石川県内の河川はゴーロ(大きな岩がごろごろ有る場所)やゴルジュ(両岸が切り立った岩壁に挟まれた場所)が多々有ります、
釣りのポイントで無ければ これらの場所は巻きますが、釣りのポイントが有れば突破せざるを得ません。

 

 

ゴルジュ

 

 

ゴーロ

 

 

ずぶ濡れでゴルジュを突破

ゴルジュの中の淵で「33cmイワナ」、C&Rです。

 

 

 

 

岩を登ったり下りたり、へつったり、滝壺に懸垂下降、淵や釜の壁際を泳いで突破する場合等々 沢屋の装備(ダイナミックロープ、ハーネス、ディセンダー等々)でなければ行けない所には行きません(もう歳なので)、
釣行ルート上であれば釣りのポイントが有っても危険箇所は巻きます。

二人以上での釣行なら突破力や安全性は格段に良いですが 単独釣行の場合は いろいろと苦労しますし危険度が高いです、

例えば高さ2m程度の岩でも登ったり降りたりに苦労します、実際 源流部だと こういう場所に踏み台のため石や流木が置いて有ったりします(大水が出れば直ぐに流されてしまいますが)。

私に限らず一般的な釣り師は釣り道具、非常用品、食料しか持って行きません、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がいつも持っている 荷物にならない あると非常に便利な沢用品は

スポンジタワシ】 (ナイロン不織布)です。 いろいろなタイプの物が有ります、亀の子たわしでもOKです。

沢を遡行する際 岩を突破することは必ず有りますが ヌルヌルでどうしても登れない時に このスポンジタワシでゴシゴシすればフリクションがきき滑りにくくなります。これは超オススメ出来ます。

特に帰りも同じルートならヌルヌルをとっておけば 下りる際の危険度が低下します。

○部分をゴシゴシ

 

 

 

 

 

 

 

もう一つはフックとアブミ】です、これを持ち歩くのは釣行する場所によりますが
単独釣行の際 あれば ちょっとした段差(2m程度)の登り下り、堰堤や道路(下流の渓流部)から川への下降に便利です。

 

私が使っているのはBD(ブラックダイヤモンド)のグラップリングフック(クリフハンガー)とアブミ(足をかける縄ばしご)、フックはペツル製もあります。

釜や淵を壁面に沿って泳いで突破する際 フックのみを使うこともあります。

 

 

 

堰堤を超えたら高さが有って降りれない場合

 

いずれにしろ これらの物は自己責任で使用してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に

 

 

 

 

 

 

源流部での釣行は「素直なイワナ、大きなイワナ」に出会える可能性が高いですが、危険なので十分注意して無理な行動はしないでください。

 

単独釣行の場合は だれも助けてくれませんので、

家族に行き場所を必ず連絡しておく、
怪我や大水等で帰れなくなった時のためのビバークできることが必須です、
また転倒、滑落した場合に備えてヘルメットを使用して下さい。

 

万が一遭難した時 どのような状況になるかは 私の過去ブログ「山で道に迷うとどうなるか」を参照下さい。

 

やっぱ 夏はテンカラだね!

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