還暦超え3年目サラリーマンハンターのhera-tanishiです。
本日(12月8日(土))当地は みぞれ混じりの天気、時々日が当るときが有ったので出猟しましたが、ずぶ濡れで退散、仕方ないので自宅に戻りバーディング(バードウオッチング)用のカメラ キャノンSX60HSを持ち出して近くの銃猟禁止の川に「アオクビ_ウォッチング」兼「カモ撃ちのイメージトレーニング」に行ってきました。
今回は 射撃が下手な私が カモ撃ちの際『ネックを狙う』理由について です。
狩猟の基本:半矢を出さないこと
狩猟の基本は コンプライアンス遵守は当然ですが それ以外に➀獲物を苦しませずに確実に仕留める【半矢を出さない】 ➁獲物を確実に回収する ③獲物を根絶やしにしない ことだと考えています。
このため エアライフルでのバードハンティングの場合 1発で獲物を仕留めるため、鳥のどの部位がバイタルゾーン(急所)なのか理解しておく必要が有ります。
カモのバイタルゾーン(急所)は
何人かの猟師に聞きましたが、カモに限らずキジ、ヤマドリ等の大型鳥類を 1発で仕留めるには『頭(ヘッド)』か『首元(ネック元)_心臓付近』 を狙う こと。
海外の情報を調べましたが狙う場所は同じです。
半矢を出さない方法としては より威力のある銃(例えば5.5mmから6.35mmへ)、より威力のあるペレット(重い弾、ホローポイント弾)を使用する ことでも出来ます。
但し高威力の銃(+ペレット)を使用すると鳥によっては可食部が少なくなる場合が有ります。
私の銃は5.5mmのS510で 狙う鳥もカモ、キジ、ヤマドリだけです、これらの大型鳥類だけを狙うなら6.35mmの方が良いのでは と最近思っています。5.5mmでは半矢が多いので(下手なのも要因ですが)。
私がネックを狙う理由
私は射撃が下手なので 30m程度以下ならヘッドを狙いますが、それ以上70m程度まではネックを狙います。
スコープ倍率は10倍で使用し 照準は基本 上から下で狙いを定めています。
ネックを狙う理由はレーザーレンジファインダーで距離を測定しても カモは水面上を移動していて距離が変わるし レンジファインダーの誤差も有る、このため弾道が上にズレた場合ヘッドに命中するし 下にズレてもネック元に命中する それらの 【ど真ん中のネック】を狙っています。
たとえ ズレなくてネックに命中しても神経が通っている頸椎(けいつい)に当ればカモは動けなくなります。
青色の楕円内に当るように そのど真ん中のネックを狙う
狙う部位
アオクビ達 接近して写真撮らせてくれません 65倍ズームのカメラを手持ちで撮影したのでピンボケ、ブレが多くてすみません、道路上から撮影し 距離は50~150m位で写真はトリミングしていません。
以下 風の影響は考慮しない場合の狙いです。実際の猟場では 風が有る場合が多々有るのので これを考慮して狙いをズラス必要が有ります(最も難しい)。
ヘッドショット
カモ 一般的に頭の形状はやや平べったいので『真横から射撃する方がヘッドの面積が大きいので命中する確率が上がります』。私の場合は30m程度以下まではヘッドを狙います。
中央部の二羽より まっすく前を向いている左右の二羽のどちらかを狙う
ネックショット
私の場合 30m程度から70m程度までは 下記写真にある赤丸部分、『ネックを狙います』。
後ろから狙う場合、ボディの上スレスレを狙います。70m以上ならもう少し下のボディ側を狙います。(私の一番好きな狙い方)
うまくいけば2羽捕れるカモ?(1弾2鳥)
真正面から狙う場合はネックを狙い易いです。(私の好きな狙い方)
池の場合 横から狙う場合が多いです。
70m以上の遠射の場合は?
70m以上の遠射はペレットがバラケルので『ヘッドを意識したボディ狙い』です。但し半矢の確率が高くなります。
私の場合 基本 遠射はカモの後ろから狙います。
最後に
私自身エアライフルでのカモ猟は3年目で まだまだ発展途上?、試行錯誤中ですが 少しでも参考にしていただければ幸いです。
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アオクビはほれぼれしますね。私が回っている猟場のアオクビは全て、接近困難なダム湖、ゴルフ場の池、禁猟区へ行ってしまいました。カルは警戒しながらまだウロウロしています。
ヘッド、ネックを狙っているのですが相変わらず半矢を出しています。
潜って浮いてきて、すーっと草むらへ入って探しても見つからなかったり。どこかで死んでいると思うと申し訳なくて。
しかし、眉間に入った弾が真直ぐに後頭部へ貫通しているカルもいたので、銃の威力は十分なのは再確認しました。あとは腕ですよね。